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永目 諭一郎; 馬場 澄子*; 斉藤 直*
Applied Radiation and Isotopes, 45(3), p.281 - 285, 1994/00
被引用回数:5 パーセンタイル:47.62(Chemistry, Inorganic & Nuclear)Mo(p,n)Tc反応における励起関数及び核異性体生成断面積比を統計モデルに基づき解析した。その結果、陽子の入射エネルギーが12MeVを越えるエネルギー領域で、前平衡過程の寄与が起きていることが判明した。また複合核の角運動量分布を仮定した半経験的方法による解析からターゲット及び生成核のスピン差と核異性体生成断面積比の関係を議論した。
永目 諭一郎; 末木 啓介*; 馬場 澄子*; 中原 弘道*
Physical Review C, 41(3), p.889 - 897, 1990/03
被引用回数:32 パーセンタイル:84.91(Physics, Nuclear)Auをターゲットとして、陽子、ヘリウム-3、粒子誘起反応を、生成物の励起関数、反跳飛程、核異性体生成断面積比を測定して調べた。中性子放出だけを伴う(particle,xn)反応では、複合核を経由する反応の特徴を示した。一方荷電粒子(陽子、粒子等)放出を伴う反応では、直接反応の寄与が大きいことがわかった。また、Au(p,pn)Au反応では、高スピン状態にある生成物Auと低スピン状態のAuとの間に生成機構に顕著な差が見られた。(He,2p)反応では、一段階の一中性子移行反応の典型的な特徴を示していた。実験データと統計モデルの計算との比較の結果、(particle,xn)反応に関してはよい一致が見られた。また、複合核経由の反応について、複合核のスピン分布から核異性体生成断面積比を予測する。半経験的方法を提案した。
矢野 歳和
Nucl.Eng.Des., 79(3), p.387 - 396, 1984/00
被引用回数:1 パーセンタイル:19.12(Nuclear Science & Technology)本報は配管破断試験の一部に見られた配管破断を模擬したラプチャーディスクの部分破断と破断モードが異なる際のブローダウン反力に及ぼす影響を検討するため解析を行ったものである。解析は部分破断が5から100%まで、ランプ状開口破断は時定数を1から500msまでをそれぞれパラメータとしてブローダウン反力に評価を加えた。解析の対象とした体系は原研で実施した4インチ口径管によるPWR LOCA条件下の試験体系である。解析から以下の結論を得た。(1)部分破断の断面積比が小さい場合、破断口断面積当りの反力は完全破断より大きい。(2)開口断面積比が大きい場合、Henry-Fauskeの臨界流モデルに基づくローダウン反力は実験結果とよく一致する。(3)ランプ状開口時定数が大きくなるほど破断瞬時の圧力は小さくなる。(4)ランプ状時定数が100msより小さい場合、最大ブローダウン反力が得られる時刻は瞬時破断時のその時刻とほとんど同じである。
高野 秀機; 小川 真一*
JAERI-M 6372, 50 Pages, 1976/01
JAERI-Fast Setの重い核の群定数を修正するためにARCFIT-1、-2と-3の3個のコードを作成した。ARCFIT-1は実効増倍係数に対する最小自乗法フィットを用いて、各群での反応断面積を、微分測定断面積の比が保存されるように修正するコードである。ARCFIT-2はARCFIT-1で計算した修正断面積をフィッティングし、平均共鳴パラメータをサーチするためのコードである。このコードは平均共鳴パラメータの評価に有用である。ARCFIT-3はランダム・サンプリング法を用いて、個々の共鳴レベルとパラメータを発生させ、修正断面積を各群で再現する共鳴列のサーチを行う。